変身変異1

三ヵ月連続企画ワークショップ
感覚と感性のストレッチ
「MATERIAL FOR THE SENSE#2 変身/変異」
参加者受付開始

開演前
あなたは観客として、
観劇における幾つかのルールが説明される。
喋らない、飲まない、携帯電話を使わない etc…
アトラクション的危険事項の注意や、
地震発生時の対応など、
上演前に様々な説明が為される。
説明を受けてあなたは何を感じるだろうか?

 

あなたは、
劇やショーを観る前段階で「観客」役へと変異し、
劇世界へと捻じ込まれて行く。

 

喋らない、動かない、
身振りや動作やあらゆる行為を制限して、
観客という役を作り上げる。

 

舞台上の表現者たちはどうだろうか。
稽古という時間があるだけで、
求められていることは同じである。
劇世界の、ある人物に成ることを要求される。
あるいは、そう成らないことを要求される。
演劇には俳優術が存在し
それにおいては、役作りという概念が存在する。
やり方は様々、想像的創造を自分の身体を通じて発信するという点では全てに共通する。

 

SAIでは「ディヴィジョン」という演技手法がある。
役や人物の関係性、環境に求められていることに対して、応え、
結果、“役に成る”手法だ。

 

仮面ライダーははじめからヒーローだろうか?
魔法少女たちははじめからヒロインだろうか?
人は、求められてはじめて、その存在に成ることが出来る。
しかし求められていない場合、成ることは不可能だろうか??
求められていることが明確でない時、どうやって役に近づけばいいのか??

 

今回の連続ワークショップシリーズは三カ月連続で
「変身/変異」をテーマに、
実際の戯曲や即興劇、インタビューなどを通じて、
人が何かに成っていくプロセスを解体・分析し、
主体と客体がどのように変化していくのかを見つめていく。

またこのワークショップを通じて新作舞台の創作も行っていく。
誰もがどこかで何かに成ることを求められている。
では、主体となる自分自身はどこにあるのだろうか??